CampⅦ

1920s Mt.Everest Expedition

英国旅行2021②

 無事にヒースローへ到着し、オックスフォードのホテルで隔離中です。いやー入国関係で大きなミスしていなくて本当によかった…。

 日本は現在イギリス政府が定めている検疫要綱で、入国手続きが厳しい順に赤・琥珀・緑に分けられたカテゴリのうち琥珀に含まれています。現在の検疫では、琥珀カテゴリの国は特定のワクチンに関する条件を満たしていない限り、到着日を0日目として10日間の隔離が必須となっています。2日目と8日目に行う検査で両方陰性が出ればその後自由に行動できるのですがいかんせん長すぎるので、希望者は5日目に受けることのできる Test to Release という検査も予約しています。これが陰性ならひとまず出歩けるようになるけど、その場合でも8日目の検査は受けてねというわけです。

 そんなわけで今日は2日目の検査キットが届くまでは暇なので、往路の写真などを整理。

 

f:id:CampVII:20210902205042j:plain

 写真が多くて長いので続きから。

 

 フライトは関空チャンギ(シンガポール)→英ヒースロー。中学生の時に語学研修でシンガポールとマレーシアに行ったのが初海外だったのですが、その時にもお世話になったシンガポール航空を使いました。

 

f:id:CampVII:20210902202127j:plain

 国内便のフロアも閑散としているけど、国際線は一日に数便しか飛んでいないせいで日中のフライトが終わってから到着したらこの暗さ。珍しいものが見られて満足。渡航に必要なPCR検査陰性証明を受け取れるのが出発日の午前だったので昼前に受け取ってそのまま大阪へ移動したのですが、搭乗便は23:50発なので到着時点でまだ9時間以上の時間が有り余っていました。しかもお店もかなり閉まっているので、今回お世話になる某所への手土産を買った後は空港内のローソンでいくら醤油おにぎり、からあげクン倍辛、梨ヨーグルトなどと、家に忘れてきたスマホ充電ケーブルを購入(失敗1)。気兼ねする必要のない閑散としたロビーで先日のメモみたいな記事を書いたり、最近再開したFGOのシナリオを進めたり。

 

 搭乗手続きは問題なく終了。イギリスは今入国48時間前から入力できるオンラインロケーターフォームの提出が必須になっていますが、これをチェックインまでに済ませていなかったら多分慌てる羽目になっていたんじゃないかな…チャンギでの待機時間になんて後回ししなくてよかった。しかしロケーターフォームの入力段階でその後の検査の予約番号が必要なことが分かり、前から決めていたところに予約したは良いもののうっかりクーポンコードを入れずに決済ボタンを押してしまい悔しい思いをしました(失敗2)。

f:id:CampVII:20210902202238j:plain

 搭乗時はボトルの水やイヤホンと一緒にアルコールティッシュ(座席パネルの消毒用)・消毒ジェル・マスクの入ったセットを受け取り着席。左窓席なのは、シンガポールに着くのが現地の朝5時なので夜明けが見られるんじゃないかと思ったからです。この時期に赤道付近まで南下したら日本より夜明け時刻は遅いに決まってますね。

f:id:CampVII:20210902202339j:plain

 夕食はチキンのメニューを選択。チキンのグリル、枝豆とインゲン豆のソテー、米粒型のパスタ、丸パンとバター、マンゴーゼリー、熱い紅茶にお砂糖とミルク(Grilled Chicken Breast - Orzo Pasta, edamame, green beans, mushroom Chasseur sauce / Mango Sago Jelly, Mango Sauce, Bread Roll, English Tea)。マンゴーゼリーがホタテの形をしていて、そこに真珠に見立てていると思しき小さな乳白色のタピオカを散らしたマンゴーソースがかかっているのお洒落だったな。とても美味しかったです。

 台湾付近の気流が酷すぎて眠れたものじゃなかった上に余計な早起きをしてしまいましたが、星がすっごく綺麗でいいフライトでした。数も多いけど、それ以上に見慣れたオリオン座などが段違いの輝きを放っていて、ああ極高所の星って眩しすぎると大きく見えるんだなーと実感。そして到着直前のアナウンスでシンガポールのオンライン入国カードをまだ記入していなかったことを思い出し、着陸後電波が入るようになってすぐポケットWiFiを起動し急いで入力(失敗3)。間に合ったけど帰路は気をつけよう…。

 

f:id:CampVII:20210902202427j:plain

 チャンギでは一部の国からの乗り継ぎ以外はこのロビーで待機。時間になったらその便への乗客が呼ばれて、全員でぞろぞろゲートへ移動します。この時点でチェックインに必要な書類のチェックが入るのですが、担当の職員さんが私の国籍を見て元気にこんばんはー!と挨拶してくれてすごく笑顔になった雨降りの朝7時45分です。

 

f:id:CampVII:20210902202617j:plainf:id:CampVII:20210902202538j:plain


 搭乗後は3Dの航路マップを見ながら、今エヴェレストの頂上と同じくらいの高度か…などと考えていました。あの辺りに高い山は無いので5000m以上の高原や山脈が連なるエヴェレスト頂上からの展望よりも更に高度感があるとは思うのですが、それでもあんな高い場所に人間が立つことが可能だという事実にちょっと面食らったような気持ちになってしまいました。

 

f:id:CampVII:20210902203559j:plain

 だって窓から見える翼の上にマロリーやサンディが立っているところを想像してごらんよ!

 

f:id:CampVII:20210902203734j:plain

f:id:CampVII:20210902203809j:plain

 もうかなり眠いけどまずは朝食。香草入りソーセージ、トマトソース、チーズのかかったオムレツ(と思ったけどパンのプディングだった模様)、ほうれん草とマッシュルームのクリーム和え、ラズベリーヨーグルト、丸いパンとバターと苺ジャム、紅茶、りんごジュース(Fruit Yoghurt / Veal Sausages - Tomato ragout, savoury bread pudding, creamed spinach with mashrooms / Bread Roll and Spread/ Tea)。すっっっごく美味しかった! プディングふわっふわでほうれん草もマッシュルームも沢山食べられて…。

 

f:id:CampVII:20210902204023j:plain

f:id:CampVII:20210902203844j:plain

 夕食はシーフードのメニュー。メインがエビ、白身魚の天ぷら?、青梗菜、はんぺん、柔らかいきしめんのような幅広の麺、あと柔らかい何かをオイスターソースで調理したもの? 餡掛け焼きうどんの東南アジア版みたいな印象…とツイートしたけど確認したらホーファンだったので中華ですね。それに丸パンとバターとりんごジュース、食後に紅茶でした(Seafood Hor Fun - Rice noodles in rich gravy with seafood / Chocolate Cream Cake / Bread Roll and Spread / Tea)。

 シンガポール航空は料理がおいしいというし中学生の時も不味かった記憶はないので結構楽しみにしていたのですが想像以上でした。これじゃあシャーロックにビスケットの話題を振られても外れた回答になってしまうな! 強いて言うならパンは冷たいものより温かい方が好きなくらいです。

 

f:id:CampVII:20210902203935j:plain

f:id:CampVII:20210902204137j:plain

 そんなこんなで、寝たり起きたりを繰り返しながら13時間のフライトを経ていよいよイギリスに到着。10年前に来た時は2週間滞在していたのにずっと快晴だったので、やっとイギリスらしい曇り空を見た思いです。寒波が重なってしまったようで気温は16℃、猛暑日が戻ってきていた日本から来るとかなり寒い。

f:id:CampVII:20210902204232j:plain


 数年前からeゲートというシステムが導入されて日本国籍者の入国がかなり楽になっているのと、この情勢でヒースローも閑散としているのとで、全然列に並ぶこと無く手続きを終えられて非常に楽でした。まあeゲートの認証が上手くいかなくて結局審査官のいるゲートへ誘導され質問の受け答えなどしたのですが、それでも楽なものでした。

 

f:id:CampVII:20210902204434j:plain

f:id:CampVII:20210902204730j:plain

f:id:CampVII:20210902204913j:plain

 隔離が終わるまで買い出しを許されていないので、荷物整理だけしてバスターミナルへ移動し、19:05発の高速バスでオックスフォードへ。イギリスの信号は「青→黄→赤→赤と黄の同時点灯→青」の順で変わるんだなとか、右ハンドルだからか思っていたより景色の違和感が少ないけど走っている車は全然違うなとか、そんなことを思いながら高速道路を走り。

 

f:id:CampVII:20210902205002j:plain

f:id:CampVII:20210902205234j:plain

f:id:CampVII:20210902205253j:plain

f:id:CampVII:20210902205042j:plain

f:id:CampVII:20210902210628j:plain

f:id:CampVII:20210902210542j:plain

 そしてバスを降りた瞬間に広がる景色がこれ! すぐ傍にオックスフォード大学のクライストチャーチホグワーツの食堂)、向かいにはオックスフォード大グッズのお店。どちらを向いても綺麗な石造りの建物、橙色の街灯に照らされてとても綺麗! 旅慣れている人には大したこと無いのかもしれないけど生憎こちらは海外初心者なのでひたすらに嬉しい。何よりここが、サンディが短くも眩い大学時代を謳歌した街だと思うと感無量です。

 

f:id:CampVII:20210902205337j:plain

f:id:CampVII:20210902210015j:plain

f:id:CampVII:20210902210210j:plain

 ゆっくりしたいところだけどスーツケース抱えて夜ひとりでうろうろするのもリスキーだし何より待期期間なので、バス停からの道程でのみ写真撮ってホテルへ。道中も綺麗な建物や可愛らしい 'MOUSEUM' が続くのですが、突然ショッピングモールに出たと思ったらデカデカとユニクロの看板が出ていて呆気に取られたりもしました。ディズニーランドの中でここだけイオンモールなんよ。海外でも英語とカタカナのロゴ並べているんですね。

 

f:id:CampVII:20210902210417j:plain

 無事にホテルに到着し、チェックインで間抜けを晒してやや恥ずかしい思いをするも部屋に到着。残念ながら眺望ゼロだけど眺めのいい部屋は高い別料金を取っているから仕方ない。

 

 くたくただけど冷え切っていたしお腹も空いていたので、実家に到着の報告をした後カップそうめんとホットコーヒーをお腹に入れてシャワーを浴び就寝。翌日は朝4時半のLINE通知で起きてしまったままゲームなどしてだらだら過ごし、早々に就寝。そのまた翌日(つまり今日)はPCR検査関係で早朝からバタバタしてしまったのですがこれについては13時現在進行形で作業が残っているのでまた今度…。早く動けるようになってカップ麺生活を終えたいですね。

 まだ全然主目的を果たせていないけど、そろそろ帰りのフライト用の検査予約やロンドンとの移動関係のことも進めなければといったところです。